『DIE WITH ZERO』を読んで思ったこと

なにかの雑誌で知った『DIE WITH ZERO ー人生が豊かになりすぎる究極のルールー』

資産を賢く使って、豊かに幸せに生きていく

だいぶ荒いまとめ方になってしまうが、自分の中で覚えておきたいポイントをいくつかご紹介。

①資産を取り崩すタイミングをまちがえるな

定年退職してからでは遅い

仕事やら節約やら頑張ってお金を貯めた人は、結局、死ぬまでに使いきれないことが多い

この本では、45歳から60歳の間に資産を取り崩し始めることを推奨している
②で後述するが、人生のやりたいことを書き出したとき、体力がある若いうちにやりたいことがたくさんある。

お金がより価値高く感じられる、30代・40代・50代の頃に、いかに賢くお金を使い、人生を豊かにできるか、それが私のセミFIRE人生の一つのテーマな気がしている。

相続だって生きているうちにしたっていい

「なるほど!」と思ったのが、子どもに残せる資産があるなら、死んでからではなく、もっと若いうちに贈与した方が、子どもも自分もWin-Winになり得るということ。

一般に、親の遺産を相続する平均年齢は、60代か70代くらいらしい。仮に70歳近くにまとまったお金をもらっても、子ども(といっても70歳くらい)も多分そのお金を有意義に使えない。

仮に、30代・40代・50代の頃にもらえていれば、自分の子ども(相続人からすると孫)の教育資金に充てたり、高配当株や分配利回りのいいETFなどに投資して、元本を使わずとも、分配金だけで生活費の足しにすることができる

そして、親の目線からすると、渡すべき分を子どもに渡したら、残りは自分のために死ぬまでに使いきれるというわけだ。

お金は価値が高いときに、価値を高く感じられる人が使うべき

資産形成をしていると、資産額が増やしていくことに目が行きがちだが、「きちんと使うべきときに使おう!」そうすることで、きっと人生は豊かに楽しくなる

そして、もしいつか、自分よりも、そのお金の価値を高く使ってもらえるような人・対象ができたときには、惜しむことなく、渡せるような人間でありたいと思う。(子どもへの相続に限らず、寄附なども含めて)

②人生でやりたいことを年齢ボックスごとに書き出す

本の中にあった、死ぬまでに自分が使うべきお金を使い、人生を豊かに過ごすためのアドバイスが面白かった。

よくある(?)「死ぬまでにやりたいこと」「実現したいこと」をリストにするのではなく、それを実現したい年齢のボックスに入れていくのだ。(一旦、お金や現実的に可能かどうかは抜きにして)

こうすると、体力があるうちにやってみたいことや、意外と年齢を重ねてからでもやれること、また年齢とともに物事の見え方が変わってからの方が楽しめそうなこと、が自分の中で可視化できる。

例えば、50代でホノルルマラソン走れるように、そこまで食事や日々の運動を意識して、健康な体を保たなきゃ、といった前向きな目標もできたりする。

時間軸を意識する大事さ

「いつかやりたい」と思っていても、具体的にいつやるかイメージしていなければ、一生できないこともある。

例えば、30代のボックスに入れた「両親と石垣島旅行」は、親の年齢も考えないといけない。

今、両親は60代中盤だが、仮に10年後に生きていても、病気や足腰に不安があると、旅行を存分に楽しめないだろう。そうすると、自分は40代になってからもいいが、そのときには「時すでに遅し」の可能性もある。

まとめ

本にはまだまだたくさん書いてあったが、特に書き留めておきたいと思った部分を紹介した。

「何のためにお金を貯めているのか」「資産形成に取り組んでいるのか」
その目的を見失わずに、価値あるときに価値あることに使い、人生を豊かにしていきたいものです。

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