セミFIREを考えるとき、一番迷うのは「タイミング」。
私は37歳、2028年8月末を退職時期と決めました。
会社・家庭・働き方の3つの条件から、その理由を紹介します。

この記事では、私がセミFIREの退職時期を「2028年8月末・37歳」と決めた理由を3つの軸から整理しました。
・なぜタイミングを区切ったのか
・退職時期を決める3つの条件
・同じように迷う人へのヒント
セミFIREの退職時期を決めた経緯
日々変わる状況では「辞め時」が見えない
いつかはセミFIREすると決めたものの、日々変わる仕事(プロジェクト)の状況や資産状況を追っていては、なかなかタイミングが定まらない。。
期限を区切ることの大切さ
そんな日々を過ごしていたが、ついに具体的な期限(条件)を決めることとした。
いずれか早い方;
- 2028年8月末(今から約3年後)
- 会社の勤務状況が変わったとき(出向命令が解かれ、現在の在宅勤務から本社勤務になったとき)
私が「2028年8月末、37歳退職」と決めた理由
なぜ2028年8月なのか?
セミFIREまでの道の途中で状況に変化が生じた場合、振り返られるように整理しておく。
① 会社への義理と自分の納得感
基本的に私は、”会社への義理”や”忠誠心”というのは嫌いだ。
あくまで会社勤めは、雇用条件に基づくもので、私的な感情は加味しなくていいと思っている。
実際に、これまでにも遠慮なく転職を2回行い、現在の会社は3社目だ。
ただ、現在の自分のポジション、これまで社長や上席たちから頂いた言葉・期待・想いを思い返すと、現在の出向先で事業的に一つの区切りがつくタイミングまでは、やりきりたいと思っている。
これは”やらされている仕事”ではなく、自分が望んで”やりたい”と思っているからOK。
逆に言えば、環境や状況が変わり、”自分はやりたくないのに、やらされている”と感じた時には、2028年8月を待たずして辞めるべきときかもしれない。
② 家庭環境(不妊治療・子どもを望む時期)

現在、第1子を望んで不妊治療中だ。
2023年5月から治療を開始して、タイミング法、人工授精、体外受精と2年以上治療している。
赤ちゃんを授かれるかどうかは、本当にだれも分からない。
不妊治療や妊娠を望み、なかなか結果が出ない女性の日常生活は、本当に精神的に辛い。
いや、女性だけでなく、旦那さんもきっと辛い。
セミFIRE時期を約3年後と区切ったのは、3年以内には、何かしらの答えが出ているから。
我が家は、前回の採卵を最後にして、残っている胚盤胞を移植しきったら、不妊治療は終わりと決めている。(体外受精の詳細な説明は控えます)
つまり、3年以内には『治療をあきらめて夫婦二人で生きていく』か、『第1子が生まれている』のいずれか答えが出ているはずである。
そして、この『子どもが生まれるかもしれない』という可能性があるうちは、会社員でいたい。
・有給休暇があること
・出生後休業支援給付金(いわゆる産休手当)
・育児休業給付金(いわゆる育休手当)
があるのは、経済的にとても大きい。ありがたい。
ここまで、新卒から10年以上、雇用保険を納めてきた分、有意義に活用させていただきたい。
※個人事業主の場合、これらの給付金は出ないので要注意
③ 働き方の変化(在宅勤務でなくなるとき)
これは非常にシンプル。
現在は、本社から出向しており、基本的にはフル在宅勤務(出張や営業外出は別)である。
この働き方だからこそ、得られている時間が私にとってはとても大事だと感じている。
例えば、通院(主に不妊治療)、体メンテ、家族との食事など
(もちろん、その分、早朝や夜、土日などにカバーするように仕事をしている)
もし、勤務状況が変わり、往復2時間かけて出社が義務となった場合は、早期退職を決断したい。
自分の中で何が大切か、幸せに生きられるのかという軸で優先順位を作って、価値あることに有限な時間を使いたいと思っている。
(私の場合、通勤に2時間使うのであれば、もっと別のことに時間を使いたい)
まとめ|タイミングを決めることで心が軽くなる

未来の不安より、今の行動指針を持つ
どんなことにでも当てはまることだが、未来(将来)のことだけを見ていては何も動けない。
焦りばかり感じる。
そんなのは当たり前。そこにたどり着くまでの行き方も方法も何も持っていないのだから。
思い描いた未来に向けて、どんなステップを踏めば辿り着けるのか、想像し、考える。
そして、現在やるべきことや、ステップバイステップの目標を定められたとき、確実に動き出せるものである。
私は、今、具体的なタイミングを定めたことで、より一層、それまで現在の会社でやれること、それまでに辿り着きたい場所を描くことができ、仕事に邁進できると感じている。
セミFIRE時点の資産計画は別の記事でまとめるが、目標が定まったことで戦略方針を固め、日々実践していくのみであると感じている。
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